情報漏洩を防ごう

情報漏洩の実態

ある日突然見も知らぬ会社や個人からDMや手紙、電話、Eメールなどを受けると、いったいどういう経路で自分の住所や氏名などの個人情報が漏れたのだろうかとたいへん心配になることがあります。
そうでなくても新聞やテレビのニュースでは大規模な個人情報漏洩の事件がたびたび報道され、情報管理の甘さや危機管理の姿勢の不徹底、セキュリティ体制の落とし穴などを指摘されています。
今やコンピュータやインターネットを介して大量の情報でも一瞬でやり取りできる時代となりました。
インターネットのおかげで以前では思いもよらなかったような便利なサービスが受けられる反面、私たちの個人情報や企業の機密情報は常に情報漏洩の危機にさらされていると言っても過言ではありません。

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大規模な情報漏洩事件の中でも私たちに情報漏洩の恐ろしさを最初に大きく印象づけたのが2004年の大手プロバイダーによる顧客情報漏洩事件では無いでしょうか。
被害者の数が452万人という我が国における前代未聞の規模とともに情報漏洩が大企業や海外などの「対岸の火事」ではなく、直接私たちの生活を脅かすものであることをまざまざと思い知らされる事件でした。
しかしその後も毎年大規模な情報漏洩事件が発生し、またその手口も高度に複雑化、専門化し対応が後手に回っている印象さえ受けます。こうした情報漏洩の原因は一体どこにあるのでしょうか。また私たちはどうしたら情報漏洩の脅威から身を守ることができるのでしょうか。

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情報漏洩を未然に防ぐには

ではこうした情報漏洩を防ぐ手だてとしてはどのような方法があるのでしょうか。
残念ながら何か一つの方法で全ての情報漏洩を防ぐような方法はありません。
しかしながら漏洩のパターン毎に対応する複数の対策を講じることでかなりのリスクを防ぐことができます。以下に情報漏洩の外的要因の場合、内的要因の場合に分けて検討してみましょう。.

●外的要因による情報漏洩を防ぐには
まずはセキュリティソフトをインストールして外部から入ってくる不審なデータやウィルス、スパイウェアなどをシャットアウトしましょう。ファイヤーウォールと呼ばれる外部からの新入を防ぐソフトウェアの利用もかなり有効です。

●内的要因による情報漏洩を防ぐには
・監視カメラなどの設置により社員による故意の不正持ち出しを監視する。
これは単に行動を監視するばかりでなく、監視と言うプレッシャーを与えることで犯罪の抑止力となります。
・社員のメール、ブラウザの管理をする。この方法としてはメールやブラウザそのものを機能制限付きのものにする他、社内規定により業務以外の一切のブラウザ閲覧や個人的なメールのやり取りを禁止する、社員のコンピュータのログをチェックするなどの方法があります。
・データの外部持ち出しを制限する。ノートパソコンやUSBメモリーによる情報紛失が後を絶ちません。
一切の社内情報を持ち出し禁止とするか、万が一こうしたツールが盗難にあった時のことを想定して、パスワードやセキュリティ機能の完備されたものを使用するようにします。
・ファイル共有ソフトウェアの使用禁止。
盛んに騒がれてるファイル共有ソフトウェアによる情報漏洩を根絶するためには一切のこうしたソフトウェアをインストールおよび使用を禁止し、違反者には厳しい罰則を設けるようにします。
情報漏洩はたとえそれが外的要因によるものであっても最終的な責任はユーザーが管理責任を怠ったことになってしまいます。
あらかじめ全社的な情報老漏洩防止のためのマニュアルを早急に検討する必要があります。

情報漏洩を引き起こす様々な原因

情報漏洩の原因は一通りではありません。特に最近では様々な高度なテクニックを駆使した巧妙な事件が増えています。ここでは情報漏洩の原因を探るにあたって、外的要因と内的要因に分けて考えてみます。

情報漏洩の原因:外的要因
●コンピュータウィルスへの感染
コンピュータウィルスと一口に言ってもその種類は膨大な数になります。最近特に良くその名前を耳にするスパイウェアも情報漏洩の主要な原因の一つですが厳密に言えばコンピュータウィルスとスパイウェアは別物です。こうしたスパイウェアなどの侵入経路としては、
・一見非常に有用に感じられるソフトウェアを無料でダウンロードさせ、これをコンピュータにインストールさせることで侵入する場合。最近特に増えているのはファイル共有ソフトによって使用者の気がつかないうちにウィルスに感染してしまうケースです、
・OSやブラウザのセキュリティホールと呼ばれる安全管理上の盲点をついて侵入して来るもの。
・Eメールなどを通じてメッセージに従うことでスパイウェアなどを忍び込ませるもの。

●ハッカー行為によるもの
ハッカー行為とはコンピュータの仕組みなどに精通した者が、コンピュータやサーバーのセキュリティ上の盲点を突いて侵入しサイトやデータを破壊したり、盗み出したりする行為。ハッカーと言う言葉は、本来はコンピュータに関する専門的な知識を有する者を指した言葉ですが、度重なる侵入事件や情報漏洩事件などを通じて、不正にコンピュータに侵入する者を指す言葉となって世界的に定着しています。ハッカー行為はまたクラッキングとも呼ばれています。

情報漏洩の原因:内的要因
●情報の持ち出しによるもの
実のところ情報漏洩の原因の実に80~85%が企業内部からの漏洩であると言われています。
自宅で仕事をする際などにノートパソコンなどを持ち歩きそれを盗難されたり、置き忘れたりして情報漏洩するもの。特に最近ではUSBメモリーなどコンパクトに大容量を持ち運べるツールによって漏洩するケースが後を絶ちません。

●企業内の人間が換金などを目的に故意に情報を持ち出す場合
個人情報などにはこれを高値で売買するマーケットが存在しています。これに目を付けた社員が金欲しさから故意に大量のデータを持ち出すケースがあります。

 
 

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